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Spotting
ZRHはスポッターに優しい空港?だと思う。特に欧州ではスポッターの存在自体が珍しく無いのだ。
趣味に興じる事は良いとされており、休日となると欧州からスポッターがやってくる。チューリッヒは乗り入れ便数こそ少ないが、週末にはチャーター便が多く思いがけない機体にあたることもあり、夏場の週末には多くのスポッターが訪れます。


滑走路(Runway)
ZRHの滑走路(RWY)は3本あり、RWY16とRWY28が出発の優先滑走路で、欧州域内線はRWY28から、長距離線はRWY16から原則離陸する。
しかし、21時以降は騒音抑止の為RWY34からの離陸になる。また、風向きによって追い風が強くなる場合、機長によっては昼間でもRWY34、RWY32から離陸する時もある。
さらに極まれに東風が強い時にはRWY10から離陸する場合もある。

着陸はRWY14が優先滑走路となっている。ILSはカテゴリーIII-Cで自動着陸が可能になっている。西風が強い場合RWY28が使われることもあるが、昼間の着陸はほぼRWY14になると思って良い。

ターミナル1にスポットインする場合、ILS14のローカライザーに沿って降下した後、ビジュアルでRWY16にスイッチすることもある。
なおドイツ南部の騒音軽減の為、早朝と夜間はILS-RWY14アプローチ上空にあたるドイツ南部上空通過が禁止されており、その間は基本的にRWY34が使われ、チューリッヒ湖上空から市街地を抜けて着陸するが気象状況が悪いと、RWY14へのサークリングアプローチや、RWY28が使用される。

オブザベーションデッキ(旧Bターミナル)
旧Bターミナルの改築工事に伴い、現在は閉鎖されています。(2012年再開予定)
オブザベーションデッキドックE
旧Bターミナルの改築工事に伴い、現在はドックEのオブザベーションデッキのみとなっている。
冬(10月下旬〜3月下旬)は、開設時間が9:45〜16:00までとなっており、ターミナルからドックEのオブザベーションデッキを結ぶ連絡バスを利用しなければならない。
運行間隔は、ターミナル発が9:45で以降30分毎に発車し、最終は15:15となっている。
なお、夏(3月下旬〜10月下旬)は9:00〜20:00までとなる。
バスでアクセスするしか無いのが難点でバス乗り場は、ターミナルビルを出て整備地区方向に歩いて数分の場所から発着する。
しかし、場所的に3つの滑走路が見渡せるので非常にロケーションは良く、RWY28からの離陸はなかなか良いショットが可能です。
最近はEドックに発着する便がほとんどになってしまったので、スケジュールを合わせて是非訪れたい。
ランプツアー
週末にZRHを訪れるのなら一度は体験するのをオススメします。
春から秋は週末(土日)と水曜日に、冬の間は毎週日曜に空港施設をバスから見学するツアーが行われており、整備地区や空港保安施設などを見学することができます。。
一番の目玉はRWY10/28とRWY16/34が交差する付近でバスから下車して15分程の撮影時間が設けられています。ここでは迫力のある離陸シーンが撮影でき大型機だとめちゃくちゃ迫力があります。

ツアー参加希望者はオブザベーションデッキ内にあるブースで利用券を購入して出発を待つ(夏場は30分間隔、冬場は要確認)。バスの中ではドイツ語での案内放送がある。所要は1時間15分で費用は8フラン。

Runway16End(Oberglatt)
ZRHの空港着陸直前に右側に見える広場があり週末になれば多くのスポッターやウオッチャーが訪れる。
 ここではRunway14に着陸する機体が撮影できる。残念ながら16からの出発機はフェンスが邪魔して撮影には向いていない。

光線状態は午後からが順光。午前中は、RWY14を挟んだ反対側にも撮影出来るポイントがあるのでそちらがオススメ。

車が有れば楽だが、バスの場合空港バスターミナルから「Oberglatt」へ向かうバス(ポストバス510番)が1時間に1本程度あるので、それを利用するのが良い。
Oberglattの中心部(教会前)からポイントまでは徒歩10分程度。
またチューリッヒ市街地からはSバーン利用で「Oberglatt」駅で下車し徒歩20分程度
トイレ・売店(冬場は休業)もありますので週末はスポッターの他、飛行機見物の家族連れで賑わう。

Rumlang
「ルームラング」にある撮影ポイントで、結構ここで多くの写真が雑誌などに紹介されている。特にRWY16と28からの離陸シーンが撮影できる。
以前は近くにマクドナルドが経営する「ゴールデンアーチホテル」があるから別名でそう呼ばれているみたいだ(今はマクドナルドはあるがホテルから撤退し、パークインホテルになっている)
ここでは、RWY16から離陸する機体とRWY28から離陸する機体が撮影出来る。ただ光線状態は午後から順光となるので、午前中はオブザベーションデッキ、午後はココと分けるのが良いだろう。
 ここへは、Sバーンの「Rumlang」駅から地下通路から続く道を空港方面に徒歩15分ほど歩くと、空港用地に突き当たる。
空港からだと、バスターミナルからOberglatt同様に510番のポストバスがRumlangの駅に行くのでこれを使うと良い(片道3.2フランで運賃はバス運転手へ)
ここは嬉しいことにフェンスにレンズ用の穴が好ポイントにあって、それも丸型の大きいので大型レンズでも問題なく使える。

こういうスポッターへの配慮が欧州内でもずば抜けて良いのがチューリッヒの魅力でもあります。
レンズはRWY16では50mm程度でちょうど離陸するシーンを撮影できる。RWY28だと200mm程度があると丁度良い
ココにも売店、トイレがあるので安心。

▲RWY16から離陸するA330


▲RWY28から離陸するA321

クローテン(Kloten)

西風が強い時には着陸にRWY28が使われるので、その時には、空港近くのKlotenから撮影出来る。
撮影出来るポイントは、ランウェイエンド近くの空き地から撮影する形になりあまり場所的に開けていないので、若干仰ぎ見る形になってしまいます。
 ここへは、Sバーンの「Kloten」駅から徒歩10分程度。空港からのバスも多い

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